『奈月)いっちゃん、大丈夫?』

なっちゃんは私の顔を覗き少しオロオロとした様子だ


『稜梛)一颯、平気?ほっぺた冷やす?』


なっちゃんとは逆に落ち着いた感じの稜梛に少しだけ私は笑ってしまった


『一颯)二人ともありがとう。
私は平気だよ
そろそろ幸衣迎えに行くから
なっちゃんはまた明日ね
稜梛また今度』


私は毎日欠かさず幸衣を保育園から迎えに行く
今夜は私の地元へ帰ると言えば
幸衣は嬉しそうに笑っていた
だから、早く迎えに行ってやりたかった。


『奈月)ん、またね……あ、アド教えて!!』

なっちゃんは私に手を振るが
ふと思い出したように携帯を取り出すと
いずも携帯を取り出す


『一颯)ん、赤外線~』

私は二人にアドを教えると
またね、と幸衣の待つ保育園へと向かった