学校が始まって2日
クラス役員決めの日
遅刻したからという理由で
クラス委員長にさせられた私

『広瀬)遅刻する水無月が悪い』

『未来)一颯ちゃん!!がんば!!』

勝手に言いやがって

そんなときパッと手が上がる

『大木)せんせー!!俺やる!!』

そいつは大木優真

『広瀬)お!!やってくれるか大木!!
んじゃ、水無月は副委員長な!!』

『一颯)へいへーい』

めんどくさそうに返事をして机に伏せると
前からクスクスと笑い声が聞こえ
頭だけをあげると
平野さんが笑っていた

『奈月)めんどくさそうだね』

私を見ては笑う平野さん

『一颯)そりゃーね、』

めんどうなことはしたくないからねと苦笑いすると腕に顔を埋める

『広瀬)水無月!!』

『一颯)っ!!』

いきなり大声で呼ばれると
さすがに吃驚して起き上がる

『広瀬)誰がねても良いと言った!?』

ガミガミと説教を始める担任
めんどくさくなり立ち上がると椅子を横に蹴り飛ばす

『一颯)ガミガミうるせーな
新米教師がよー』

新米は新米らしく米みてーに洗われて炊かれてればいいんだっての

『大木)水無月さーん、止めといたら?
怒られるよ?』

『一颯)委員長だからって私に命令すんな』

私は大木を睨むとチャイムが鳴るため
さっさと教室から出て行く
向かうは屋上


ニコチン切れた