「で、どうすんだよ? 土俵に乗るのか、乗らねーのか?」 「乗るわよ! 乗るに決まってんでしょ!」 もう、私は逃げない。 誰に対しても、なにに対しても、遠慮はしない。 土俵に上がらなきゃ、なにも始まらない。 計の言うとおりだ。 勝負する前から、逃げてどうする? 戦ってみなきゃ、勝つか負けるかなんて、誰にもわからない。 やってみてダメなら、あきらめもつく。 でも、やらずに負けたら、残るのは、苦い後悔ばかりだ。 もう、あんな思いは、二度としたくない!