「薫もあの人みたいに生涯独身貫きたいワケ?」
「えぇっ? それはやだよー!」
私だって、人並みに恋もしたいし、将来は結婚だってしたい。
眉を寄せる私に、計は平然と言う。
「けど、考えてみろよ?
クラスの女子の大半は彼氏持ちだってのに、おまえはいまだに男と付き合ったこともないんだろ?
このまま行ったら、生涯独身ってことになんだろーが」
「いや、だから、私だって今年こそはって……」
「でも、好きになったのは悠馬なんだろ?
おまえ、今日の表彰式見てただろ?
悠馬のファンの数、どう思った?」
「あぁ、うん、それはまぁ……」
たしかに、悠馬君の人気は、思ってた以上にすごかった。


