恋のコーチは幼なじみ


「イケメンふたりと仲がいいなんて、ラッキーなヤツよね」


「いや、イケメンは悠馬君ひとりだって」


「薫、まだ言ってるの?
この歓声、半分は計君目当てだよ?」


「いや、みんな、アイツの正体知らないからだよ。
ホンット腹黒くて、イヤなヤツなんだから」


「そうかなぁ?
あんな天使みたいな笑顔なのに?」




クラスの列に戻った計は、声をかけてくる女子たちに愛想よく笑顔を振りまいている。


私に対する態度とは、まるで別人だ。




「アイツ、二重人格なのよ。
裏では悪魔なんだから!」