校長が演壇から下がると、計と悠馬君も舞台脇の階段に向かった。 そのとき。 「計ー! 悠馬ー! おめでとー!!」 静寂を破って大声を上げたのは、教室で計と喋ってた男子。 突然のことに、悠馬君は目を丸くし、計はプッと吹き出した。 あ、久しぶりに見た。 計のあんな笑顔。 最近よく私に見せる悪魔みたいなニヤニヤ笑いじゃなくて、 小さい頃よく見た、くったくのない笑顔……。