「……ねぇ、14年前って、3歳のときからってこと?」
逃げるのをあきらめて、聞く。
「あぁ。
俺のおふくろも、薫んちのおばさんも知ってんじゃね?
知らなかったのは、鈍感な薫だけ」
「ううっ……。でも、計、今まで何人かと付き合ってたじゃない?」
「それは、おまえが恋愛にちっとも興味なくて、俺にも興味なくて、でも俺は、健康な男子だったからさ」
「むーーー、なによ、それ!」
「まぁ、過ぎたことじゃん」
「じゃぁ、悠馬君のことは?
なんで、恋のコーチなんてしたの?」
「ここに来ることが決まってたからさ」
「え、どういうこと?
それとどういう関係があるのよ?」


