「それで?」 「それで、『あ、この空、計がいつも踊り場から見てる空だ』って思って。 そうでしょ?」 「あぁ」 「すごくきれいって、感動して。 計、こんなの作れてすごいなって思って。 そしたら、いつの間にか好きになっちゃってた」 「マジかよ……」 そうつぶやくと、計の腕に力が入った。 ますますギュッと抱きしめられて、顔が熱くなる。 好きな人にこんなことされて、心臓がもたないよ……。 計、わかってる? もう、これ以上、ムリだよ。 「ねぇ、もう泣かないから離して」