恋のコーチは幼なじみ


「はーい、どうぞー」




中から、計の声。


たった二日ぶりなのに、その声がやけに懐かしい。


ギュッと胸を締め付けられるような気持ちでいると、部長さんがドアを開けた。




「天宮ー、お客さん連れてきたぞー」


「客?」




奥の机でパソコンに向かっていた計が、こっちを振り向いた。




「えっ、薫……!?」




私を見て驚く計を見て、部長さんと副部長さんはまたニヤニヤする。




「じゃ、ちゃんと送りとどけたからなー。
寮長に見つかるなよー」




部長さんと副部長さんは、そう言って、隣の部屋に入ってしまった。