「……いえ、体験入学だそうで、えぇ、コンピュータ部ですね……。 はいはい、アマミヤケイ、というらしいんですが……」 でも、なかなか、計のことが伝わらないようで、守衛さんは困り顏。 どうしよう……? せっかくここまで来て、計に会えずに帰ることになるの? 不安に思ってると、守衛さんが聞いてきた。 「アマミヤさんの氏名の漢字、どう書くか教えてくれます?」 「はい。天井の天に、宮崎県の宮、計算の計、です」 すると、守衛さんが驚いた声を上げた。 「あれ? これ、男の子?」