恋のコーチは幼なじみ


一日中、計のことばっかり考えて、授業に身が入らなくて、


考えれば考えるほど、いてたってもいられなくなって。


結局、放課後、部活を仮病つかって休んで、ここまで来ちゃった。




でも。


来たはいいけど、どうしよう……?


正門は開いてて、部活に精を出す生徒たちの声や物音が、あちこちから聞こえてくる。


活気があって、開放的な感じはするけど、ひとり、制服の違う私が入っていけば、当然目立つ。


勝手に計を探すわけには、いかないよね……。


そもそも、こんなに広い学校じゃ、どこに計がいるのか、見当もつかない。


これは、正式な手順を踏んで、計に面会を申し込むしかないかな……。


そう思い、正門脇にある、守衛さんの詰所に向かった。