「薫、いつまで寝てんの! 遅刻するわよ!」 「学校、行きたくない……」 「なに言ってるの! 熱があるワケじゃないんでしょう? 連休ボケしてないで、さっさと支度しなさい!」 そう言って、お母さんに、ムリヤリ布団をはがされた。 うぅ……。 連休ボケじゃないもん。 そうじゃなくて……。 ――ハァーーーー。 悠馬君にも、計にも、会いたくないんだよーーーっ!