「おい、ここに来たら話すっつってただろ?
いつまでだまって食ってんだよ?」
ほっとして、黙々とポッキーを食べてる私に、計はしびれを切らしたらしい。
怒った計の顔を見て覚悟を決め、口の中のポッキーをゴクンと飲みこんで、口を開いた。
「あのね、逃げてきちゃった、私」
「は?」
「遊園地に行ったの。
で、観覧車の中で『付き合ってほしい』って告白されて。
でも、キスされそうになって、逃げて帰ってきちゃった……」
「はぁぁ?」
計は、心底、わけがわからない、という表情。
うん、そうだよね。
わけわかんないよね、私の行動。


