恋のコーチは幼なじみ


大急ぎで非常階段をかけあがっていくと。




「おう」




計がいた。


今日も、頬杖をついて、ポッキーを食べてる。


その光景が、あまりにもいつもどおりすぎて、涙が出そうになる。




「計……」


「おまえさー、今どき、小学生でも、5時前に家に帰ってこねーぞ?
どこのお子ちゃまだよ、4時にデートから帰ってくるって!」




ふふ……、いつもの計だ。


それがうれしくて、泣きたい気持ちだったのに、笑えてきた。