恋のコーチは幼なじみ


重い沈黙を、どんな言葉で破っていいかわからないまま、ゴンドラは再び下に戻ってきた。


ゴンドラから降りると、私は悠馬君に向き直った。




「悠馬君、本当にごめんなさい」


「いや、俺の方こそ……」


「ううん、私が悪いの。
でも、あの、うまく言えなくて。
ちゃんと整理してから、言いたいから、今日は帰るね。
本当にごめんなさい!」


「えっ、本田さん!?」




呼び止める悠馬君を振り切るように、全速力で出口に走った。




計……。


計、助けて。


計、会いたいよ。




あーぁ……、私、ホント最低だ……。