恋のコーチは幼なじみ


「ゴメン、悠馬君!」




近づいてきた、悠馬君の両肩を、グイッと押し返す。




「えっ……?」




まさか、私に拒否されるとは思ってなかったんだろう。


悠馬君は、目が点。


それはそうだよね。


4月中、始業式からずーっと、悠馬君に近づこうと、あれこれ策をめぐらしてきたのは、私の方で。


当然、ここはOKして、キスだって受け入れると思うよね。


なのに、こんなふうに拒絶して、本当にごめんなさい。


でも、でも私……。




計じゃなきゃ、イヤだ!