「あっ、悠馬君、高いとこ、苦手だった?」 ひょっとして、高所恐怖症? そう思って聞いてみたら。 「いや、そういうんじゃないんだけど……、観覧車は、もう少しあとにしない?」 「え、どうして? すぐそこだし、ほかのとこ行って、また戻ってくるの、めんどうじゃない?」 「あー、うん、そっか、そうだね。 じゃ、乗ろうか」 「うん!」 ゴンドラに乗り込み、少しずつ上がっていく様子にワクワクしながら、外をながめてると、 正面に座っていた悠馬君が声をかけてきた。