「じゃ、お先に」 「うん、勉強、がんばって」 立ちあがった悠馬君にそう声をかけると、悠馬君はパッと笑顔になった。 「うん! 今日は、すげぇ、がんばれそう。 じゃ」 さわやかに店を出て行く悠馬君を、笑顔で手を振って見送った。 そして、悠馬君の姿が見えなくなり……、一気に力が抜ける。 ――ハァーーーーー。 大きなため息をつき、カウンターに突っ伏した。 マジか……。