席について、改めてこっちを見る悠馬君。 「ごめんね、待たせてばっかで」 「ううん、全然! 呼び出したのは、私の方だし。 部活で疲れてるのに、来てくれてありがとう」 「ううん、電話、うれしかったよ」 そう答えて、悠馬君はニコニコと私を見る。 あぁ、やっぱり、いい人だ。 私に気を使わせないように、そんなことまで言ってくれて。 でも……。 悠馬君、こっち見過ぎじゃない? できれば、あんまり見てほしくないんだけど。 やっぱり、さっさと用事を済ませよう。