「ごめんね、本田さん、お待たせ!」 店内に入ってきた悠馬君は、いつもどおりのさわやかな笑顔。 さっきのビックリ顔は、もうない。 さすが、ジェントルマン。 一瞬ビックリしても、それをすぐに隠すところが、悠馬君の優しいとこだよね。 あー、でも、優しくされればされるほど、つらい。 帰りたい……。 「あ、あの、悠馬君、急に呼び出してゴメンね。 あの、それで……」 とっとと渡そうとバッグを探ると。