恋のコーチは幼なじみ


さて、そろそろいいかな?


時刻は、5時50分。


悠馬君に電話かけてみよう!


呼び出し音を3回数えたところで、つながった。




「あ、悠馬君? 本田です」


「うん、どうしたの?」


「今、話して大丈夫?」


「平気だよ」


「あのね、実は今日、家族でスカイツリーに行ってきたんだけど、そこで、悠馬君にちょっとしたお土産を買ったの」


「え、俺に? わざわざありがとう」


「ううん、全然たいしたものじゃなんだけど……、あの、できれば、明日かあさって、渡したいんだけど、会えないかな?」