まえに、春菜にも言われたんだよね。 ちっちゃい子みたいって。 でも、身についた習慣は、なかなか抜けなくて……。 あー、また顔がほてってきた。 もう、ヤダァーーー! と、そのとき。 「悠馬ー! 体育館行こうぜー!」 ドア近くから、悠馬君を呼ぶ声。 「あぁ、今行く! じゃぁ、本田さん、お先に」 「うん」 去っていく悠馬君を見送りながら、改めて思った。