「……どお?」 まだ不満げな表情の薫が、着替えて、試着室から出てきた。 「よくお似合いですよー」 店員は、だれにでもそう言うんだろうけど。 うん、悪くない。 今日着てきたみたいな、カジュアルな格好の方が、薫の性格には合ってるけど、 こういう清楚な格好をすれば、それはそれで、似合う。 色が白いから、パステルカラーが似合うんだろう。 でも、ほめるのはしゃくだから、口には出さない。