「ほら、ここなんか、よさそうだ」 「あー、こういう感じね。 たしかに、清楚で、かわいい感じだねー」 薫は、さっそく、ハンガーにかかっている服を物色し始めた。 でも、なかなか、気に入ったのが見つからないらしい。 店の奥へ、どんどん進んでいく。 店の中には、俺らくらいの年から、OLさんくらいの人まで、いろいろな客がいるけど、 当然ながら、女ばっかり。 男の俺は、入りにくい。 でも……。 「ねぇ、計、わかんないよー。 ちょっと、こっち来て!」