「いってぇな。
ちょっとは加減しろよ。
悠馬には、絶対にそんなことすんなよ!」
「しないわよ!
だいたい悠馬君は、計みたいなイジワル言わないもん」
「けど、マジでスカート持ってないのかよ?」
「……持ってないわよ、悪い?」
最後に買ったスカートは、中1のころ、お母さんと一緒に買い物に行ったときに買わされたヤツだ。
今では、デザイン的にもサイズ的にも、着られない。
「言っとくけど、悠馬の好みは、女の子らしいスタイルだぞ。
こう、フリルとか、レースとか、色もパステルカラーとか、そういう清楚な感じのヤツ」
「えー、そんなこと言われても……」
「じゃぁ、今日、ついでに買え」


