「悠馬とデートすることになったら、もうちょっとマシな格好しろよ」 「えっ……」 「せめてスカートくらい、はけよ」 「うっ……」 「あ、もしかして、制服以外、スカート持ってないとか?」 「う、うるさいわね! いいでしょ、パンツの方がラクなんだから!」 「ちっとも、よくねーよ! ハァー、さすが、薫……」 「ちょ、それ、どういう意味よ!」 頭を押さえながら、ホームに入ってきた電車に、計は乗りこむ。 あとに続いて乗りながら、計の背中をドンとたたいてやった。