恋のコーチは幼なじみ


放課後。


今日も部活後に、駅で悠馬君を待ち伏せする。




「あっ、悠馬君、おつかれー!」


「フフ、本田さん、だいぶ元気になったみたいだね?」


「え? あぁ、うん!
もう大丈夫! これも悠馬君が話聞いてくれたおかげだよ。
ホントに、ありがとね」




わー、ヤバいヤバい。


うっかり、ハムスターのこと、忘れてた。


やっぱり、死んだなんてウソ、つかなきゃよかったなぁ。


でも、ほかに、悲しい出来事なんて、思いつかなかったんだよねぇ……。



ぼんやりそんなことを考えてたら。