「始業式の日に、だらしない格好してるおまえのこと、悠馬はもう見てんじゃん」
「あ……」
そういえば、そうだった……。
朝練で疲れて、だらけてる姿、悠馬君に見られてるんだっけ……。
「だから、余計なことは考えなくていーの。
部活でドジっておでこにデカイたんこぶ作った話とか、
何度チャレンジしても毎回失敗するダイエットの話とか、
アニメ映画で泣きすぎて、翌日まぶたを3倍にはらした話とか、
いくらでも、悠馬を楽しませる話題はあるだろ」
ムカーッ!
幼なじみだと、いろんなことを知られてる。
事実だからなおさら、ムカつくんだよね!
「あのねー、なんでそういう変な話ばっかり、あげるのよ!」


