恋のコーチは幼なじみ


「え? どうして?
あの子たち、髪とか服とか、すごくきれいにしてたし……」




少なくとも、計に、ガサツって言われ続けてる私よりは、女の子らしかった。




「悠馬君だって、可愛い子の方が好きなんじゃない?」



そう不安を打ち明けると、計は、イヤそうに眉を寄せた。




「悠馬は、そんな見かけだおしの女どもには、なびかねぇよ!」


「そうなの?」


「悠馬にとっちゃ、逆ナンなんて、日常茶飯事だろうからな」


「えぇっ!? そ、そうなの?」




目を丸くする私を、軽蔑するように見下す計。