「えっ、悠馬君と?」
「ほかに誰と帰るんだよ?」
「いや、それはそうだけど。
でも、いきなり一緒に帰るって、それはちょっとなぁ……」
「悠馬の家は、ここの次の駅だ。
学校からだと、5駅。
つまり、おまえが降りるまで、4駅分は話ができるってこと。
その時間を有効に使わない手はないだろ?」
「それはそうだけど……」
「なんだよ? なんか不満か?」
「だって、まだ、ちょっと筆談で親しくなった程度なのに、『一緒に帰ろう』って言うのはなぁ……」
恥ずかしいし、照れくさい。
それに、断られたら、ショックだし……。


