恋のコーチは幼なじみ


楽しそうに書き続けてる悠馬君の顔から、ふと、目線を上げる。


教室内は、相変わらず静かだ。


青木先生は下を向いてブツブツ喋り続けてるし、

クラスメートたちは、各々、好き勝手に過ごしている。


一番後ろの、くっつけた席の私と悠馬君だけが、ふたりきりで、別世界にいるみたい。


なんか、すごく「特別」な感じ……。




書き終えた悠馬君が、また微笑んで、ノートをこちらに押しだしてきた。


へぇ、悠馬君が好きな選手も、なかなか!


マイナーだけど、技術力の高い選手の名前を見て、テンションが上がる。


私は、それに対する返事をノートに書きはじめた……。