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年が明けて、
気づけばもうすぐ1年生もおわる。
そんなときだった。
「ちーちゃん!教室に辻おるよ!」
廊下を歩いてるあたしに話しかけて
きたのは【鈴原 るい(すずはら るい)】。
おんなじクラスで仲がよくて、
あたしが辻のことすきなのも知ってる。
でもね…るい…
すごくイイコなんだけどさ…
「しーっ!るいは声がおっきい!」
「あれ?ごめんごめん笑!」
へへへと笑ってごまかすのが
こうやって許されるのは
るいだけだと思う。
ばれちゃうし…!///
るいに怒っておきながら、
でもやっぱり会いたくて、
何話そうか考えながら教室へ向かった。
なんであたしのクラスの教室に
いるのか知らないけど、辻は1人で
窓際に立っていた。
「辻ー!久しぶり~」
「ぉ!ちあ!久々!」
そう言って振り向く辻は、
松葉杖をついている。
「脚…大丈夫…?」
辻が脚の病気になってから、
初めて直接話をした。
「あぁーー…大丈夫だよ。ありがと。」
微笑んだ辻だけど…わかってる。
ほんとは野球したいんだよね。
さっきも野球部の練習見てたんでしょ?
何か言いたかったけど、
もやもや濁った言葉たちは
ひとつも出てこなかった。
辻と野球。
それは、離すことができないものなんだ。
