side ryu-ga * 放課後。 俺は松葉杖をつきながら 自転車置き場へ向かった。 ゆずながいる。 「ゆずな?何か用…?」 「あのね…!辻くんのことが…っ! その、すきなの。付き合ってもらえないかな?」 ………ぇ? 「あの、えっ…とぉ…俺を⁈なんで⁇」 「いつも、辻くんのこと見てた。 がんばってる姿、すごく素敵だと思う。 あたしじゃ…ダメかな…?」 おいおいまじかよー…!