side ryu-ga

*

放課後。

俺は松葉杖をつきながら
自転車置き場へ向かった。

ゆずながいる。

「ゆずな?何か用…?」

「あのね…!辻くんのことが…っ!
その、すきなの。付き合ってもらえないかな?」

………ぇ?

「あの、えっ…とぉ…俺を⁈なんで⁇」

「いつも、辻くんのこと見てた。
がんばってる姿、すごく素敵だと思う。
あたしじゃ…ダメかな…?」

おいおいまじかよー…!