そして妃山優姫と接点をつくるために僕は動いた。


わざと妃山優姫の髪の毛が携帯ストラップに引っ掛かるように仕向け

わざと名前を聞いた。


やっぱりこいつに間違いない。しかしなぜこんなに香りが強いのだろう。


妃山優姫が去ったあと俺は魔界に一旦もどり、父上にきいた。



「たぶんその子は、1万年に1度産まれるか産まれないかというほど、貴重な血をもっている子だ。颯人よ。妃はその子にするのだ。」


「僕もそう考えておりました」


きっとあの子は僕にすぐおちる。


そして僕は毎日あの子の血を飲める。そして枢の悔しがる顔もみれる。


あぁ。なんか面白くなりそうだ。