その牙であたしを捕らえて



あのくそ吸血鬼め!
まぢ朝からテンション下がるわ。


イライラしながら歩いていると…


「痛っ!」


突然髪の毛が引っ張られる。


原因は…



「あ、ごめんね。」


そこにいたのは銀髪で、白いタキシード?のようなものを着たあたしとおなじ位の年の男子。


「い、いいえ全然」


見ると男の子の携帯ストラップにあたしの髪が絡まっていた。


なんたる偶然!


「あ、あたしの髪の毛がごめんなさい!今すぐ切りますから」


そういってハサミを取り出そうとカバンに手をかけたとき
その手を止められた。