その牙であたしを捕らえて


突然声をかけられた。

ハッと目の前をみると、目が赤い綺麗な顔をした男がいた。


「だ、だれ!?」

あたしはとっさに男の子を守ろうとした。

でもその男の子はいなくて、かわりにもう1人の青年がいた。
そしてあたしはその青年に腕をつかまれ後ろに組ませられた




「やだ!はなして」


「そんなに怯えることはない。」

目が赤い男はあたしに1歩、また1歩と近づいてくる。


「やだ!近づかないで」


「おいお前、しっかり押さえていろよ?」


目が赤い男はあたしを抑えている青年に指図した。するとさらに強く押さえられる。



「やだぁ、だれなのよあんた」



「大丈夫。殺しはしない。ただ食事をするだけだ。」


「食事?」