その牙であたしを捕らえて




「ここ資料室」


「ここかぁ。ついでにもう1個いいかな?」


「う、うん。なぁに?」


「資料の場所わかんないから教えてほしいんだけど…だめかな?」


「いいよ~。」


そういって資料室にはいってしまったのが間違いだったのかも…。


ガチャン


ガチャン?もしかして鍵閉めた?

「里真くん、なんで鍵しめたの?」



「ん~、人はいってこないようにね」



「なんで人はいってきちゃだめなの?」



「だってさ~」


その一言を境に里真くん大変身。

あたしさらに大絶叫しそうになってしまう。


「だれが俺様吸血鬼だって?」


そこには赤月枢の姿。


「なななんであんたここに!」


「妃山さん、資料室わかんないから教えてくれない?」


まさか…嘘でしょ。
里真くんが赤月枢だなんて。しかも昨日の出来事は夢なんかじゃなかったんだ。