その牙であたしを捕らえて



「は!?いいじゃん、ちょっと疲れたんだもん」


「そうだよ里真くん」


見ると颯人くんがいた。


「あ?」


いっきに声のトーンが下がった枢。
なんか怖い…




「優姫ちゃん疲れたんだよね?なら手伝ってあげるよ」


わぁい!さすが王子様!


すると颯人くんはあたしの後ろにまわってきた。


???え?手伝ってくれるんだよね…なんで後ろに…


「きゃあ!」


「おい!!」



「良いじゃん(*´∇`*)優姫ちゃん、一緒にペンキ塗ろう」


今のこの状態。


颯人くんに後ろから抱き締められている状態なのです…。


そしてそれを横から睨んでいる枢。


それをそっちのけで、
あたしの手を掴んでペンキを塗る颯人くん。