「そうだ、かくれんぼしねぇ?」



貴文は読んでいた漫画が終わったのか、両手を伸ばしながら呟いた。



「おーいいね、さんせー」



夏樹は満面の笑みで勢いよく挙手した。




「まあ、いいんじゃね?」



涼太はクスクスこらえられていない笑いを漏らしながら手を挙げた。





「……お前らひでえっ!!」



泣きそうな顔をしながらも(作っているが)晴輝は手を挙げていた。