「痛い、痛い。やめてっ」
「フフ。
そこは見ないであげて」
腕から逃げるように逃れ、祀莉を見る。
瞳の色が左右違う色をしていた。
いわゆる、オッド・アイというやつだ。
はじめて見た。
毛質も3色入っている。
「珍しいんだよね。
三毛猫のオッド・アイ。しかも男の子。
白猫のオッド・アイはいるって聞いたことあるけど」
もう少しだけ撫でたくて猫を呼ぶ。
猫はその場から動こうとはせず、祀莉と妃乎を睨んでいるように思う。
「お前、誰だ?」
周りから男の人の声がした。でも、どこを探してもそれらしい人はいない。
いるのは自分と妃乎、それから三毛猫だけ。2人と一匹。
まさかと思い猫に聞いてみる。
「あなた、なの?」
「そうだ」
猫が喋っても妃乎は気にしない。
「妃乎。
そいつ誰だ?」
「あとで紹介するから」
「誰なんだ?」
「あなた、見つかったら危ないわよ」
「……。
チッ。わかったよ」
猫がどこかに消え妃乎は祀莉に振り向き手を握り「誰にもいわないでね」と囁くように言うといつの間にか妃乎の部屋の前に来ていた。
「フフ。
そこは見ないであげて」
腕から逃げるように逃れ、祀莉を見る。
瞳の色が左右違う色をしていた。
いわゆる、オッド・アイというやつだ。
はじめて見た。
毛質も3色入っている。
「珍しいんだよね。
三毛猫のオッド・アイ。しかも男の子。
白猫のオッド・アイはいるって聞いたことあるけど」
もう少しだけ撫でたくて猫を呼ぶ。
猫はその場から動こうとはせず、祀莉と妃乎を睨んでいるように思う。
「お前、誰だ?」
周りから男の人の声がした。でも、どこを探してもそれらしい人はいない。
いるのは自分と妃乎、それから三毛猫だけ。2人と一匹。
まさかと思い猫に聞いてみる。
「あなた、なの?」
「そうだ」
猫が喋っても妃乎は気にしない。
「妃乎。
そいつ誰だ?」
「あとで紹介するから」
「誰なんだ?」
「あなた、見つかったら危ないわよ」
「……。
チッ。わかったよ」
猫がどこかに消え妃乎は祀莉に振り向き手を握り「誰にもいわないでね」と囁くように言うといつの間にか妃乎の部屋の前に来ていた。



