2人は途中乗り換えるために一度電車を降り、違う電車に乗り込んだ。 乗り換えた電車には学園都市が近いためか、チラホラと大学生らしき人の姿が見えた。 優羽は、大学名が入った上着を着た大学生の後ろ姿を見ていた。 〔サークルかな…〕 なんて事を考えていたら、 「優羽ちゃんって、将来何になりたいの?」 と蒼空が話しかけてきた。 「え?」 優羽は蒼空の質問に、自分でも想像していなかった『動揺』を感じた。