10月になり日差しがほとんどない資材室は少し肌寒い。 そんな部屋で、薄い毛布を一枚被っただけの蒼空は… 〔……すごい汗……〕 優羽は、蒼空が額に大粒の汗をかいていることに気が付いた。 〔……大丈夫じゃないだろ……〕 優羽は蒼空の異変を、『疑惑』から『確信』に変えた。