蒼空の事が気になりながらも、入学してからはハードな日々を送ることになり、毎日が勉強、勉強、勉強…だ。


優羽は今までもしてきたが、それ以上に学習量が多い。


〔人気の特進組だけの事はあるな…〕


優羽は忙しさの中に充実感を見つけていた。


そんな中、あっという間に初めての校内試験が行われた。
優羽は両親と約束した通り、単独首位の結果だった。


しかし、次席の蒼空とはたったの1点差だった。


優羽は、蒼空という実感できるライバルができたと同時に、『仲間』ができたと思った。