「じゃあ、私は帰るね。二人は、A組に合流してねっ」
そう言い残しその場から離れようとすると
「美羽。こないだから何か隠してるだろ」
「へっ・・」
トモちゃんのちょっと低い声が私の心にグサッと刺さる
「トモちゃん・・・べ、別に隠してなんかっ・・・」
「美羽」
「・・・っ」
昔から・・・
中学の時から、トモちゃんには隠し事できなくて
私が考え混んでいるといつも見抜いて、助けてくれる
いつもっ
いつも
今も、腕を組んで仁王立ちして、怒ってるようにみえるけど、きっとトモちゃんは心配してくれてるんだとおもう

