これが・・・本当の告白だったら、ちゃんと言葉にすることは出来なかっただろうし
けど・・・
出来たとしたら・・・早瀬川くんはなんて答えてくれてたんだろう・・・
「じゃあ、あとでミホちゃんとトモちゃんがA組に行くと思うから」
「え・・・一ノ瀬さんは?」
私は・・・
早瀬川くんが幸せならいいなっ
「ちょっと、用事が出来ちゃって・・・」
笑って言いのけて、なるべく早足でその場を去る
二人には、ちょっと忘れ物取り行ってくるねって言っただけだったから、遅いって心配かけてるかも・・・
じわっと目頭に溜まった水を拭き取り、ぐっと堪えて更衣室に入る

