「てなわけで上がるわ！」
「あっ・・・」
玄関へ一歩踏み入れて
「って・・・え、女子のローファー？」
と、一ノ瀬さんの靴を見て俺の背後を覗いて納得の表情
俺も何を見たものかと振り向くとチョコっとリビングの戸から顔を出す一ノ瀬さん
「オレ、お邪魔？」
テツが珍しく気を使ってか苦笑いをする
すると後ろから
「林田くん一緒に課題やろう！私もまだやってないから！」
と、一ノ瀬さんの明るく元気な声が聞こえた
「でも・・・」
チラッとテツが俺を見て顔色を伺う
「いいじゃん！上がって」
俺がそう言うと喜んで室内に入っていったテツ
