ーーー・・・
ーーピンポーン
静かな一ノ瀬家にチャイムが鳴り響いて
微かな音なのに珍しく目が覚めた私はムクッと上半身を起こす
「・・・アレ」
・・・朝?
キョロキョロと見渡すとそこは私の部屋ではなくリビング
「・・・そっか」
昨日帰ってきてお風呂入ったら、疲れてそのままソファーで寝ちゃったんだ
ーーピンポーン
微かな記憶を辿りながら昨日の出来事を思い出しているともう一度鳴ったチャイム
「あ、チャイムのこと忘れてた」
慌てて玄関へ行き、ガチャッとドアを開けると
「ふぇっ?!」
ジャージ姿の早瀬川くんが玄関先に立っていた

