渡された箱を受け取り、開けてみる
「・・・時計」
黒で落ち着いた雰囲気の腕時計がしっかりとした箱に入って包装されていた
「湊ももう17歳だもんね。一応お母さんなりに流行りを調べたんだからね!」
確かにそれは俺らの中でも話題になっているブランドのものだった
「・・・ありがとう。」
母さんが働いてやりくりしてくれた中で買ってくれたもの
・・・絶対大切にする。
「にぃちゃん!オレからもぷれぜんと!!」
「え、楓人もくれるのか?!」
驚く俺に笑顔で差し出される包装された長方形の袋
慎重に包装をとり、中を取り出すと

