「気づいた?」
「ぇ・・・?」
「こーでもしないと、自分の気持ちと向き合わなさそうだったからさ」
「センパイ・・・」
"冗談だよ、冗談"っと、イタズラに笑ってわたしの腕を掴んでいた手を離してくれる町田先輩
「あの、取り乱してごめんなさいっ」
「いいよ、そんなの。てか、手伝うっつってロクなこと出来てないからこれくらいさせろよ」
そう言ってわたしの頭に手を置いてクシャクシャっと撫でてくれるセンパイ
「・・・っ 」
ありがとうございますっ。町田先輩
私、劇が終わったら・・・
ケリをつける為に告白、してきます。

