なんて一人で焦心苦慮しながら考える
私の隣に座ってくれているという奇跡のような光景
飲み物を飲む早瀬川くんの横顔をポーッと見つめる
まさか、早瀬川くんと公園にくるようなことになるとは・・・
それにしても・・・いつ見てもカッコ良いなぁ
サラッとした黒髪が冬の冷たい風に靡く
「ん?」
「・・・っ」
フッと早瀬川くんが私の方を見てバチっと目が合う
やばいっ・・・どうしよっ・・・
「もしかして・・・」
私が早瀬川くんを魅入ってたのバレちゃったかなっ・・・
・・・なんて心配も無用で
「緑茶よりほうじ茶のほうが良かった?!」
と、予想だにしなかったコトバ

